1.事前相談とは
葬祭会館の前に「事前相談受付中」というのぼりが立っているのを見かけたことはないでしょうか。事前相談とは、ご自身やご両親の葬儀について、流れや用意するもの等を前もって葬儀社と確認、打ち合わせしておくことです。
ひと昔前では、事前相談は「事前に葬儀の準備をするのは縁起が悪い」と敬遠されがちでした。しかし葬儀の小規模化がコロナ禍によって加速し、葬儀のあり方が大きく変わりつつある今、葬儀に不安を抱えている方から事前相談のご依頼を頂くことが増えてきています。葬儀はいつ起こるか分かりません。不安を抱えたままにしておくよりも、事前に準備・相談を済ませて安心して日々を過ごしたいというニーズが拡大してきているのだと感じます。
2.事前相談を行うメリット
先んじて事前相談を行うことにはいくつかメリットがありますが、代表的なものとして「安心して葬儀に臨むことができる」「準備物・費用を先に確認しておくことでスムーズに葬儀をおこなうことができる」という二つが挙げられます。
どちらも精神的な面でのメリットで、実際に葬儀をされるまでは実感が難しいかもしれません。しかし近しい人が亡くなると、人は「グリーフ」という正常な判断が難しい状態になります。そのため事前に「知っている」「決めている」ことは大きなメリットとなるのです。
実際、当社のお客様でも、「最初は事前相談に乗り気ではなかったが、いざ葬儀をおこなって振り返ってみると、しておいて本当によかった。先に見積もりを出し、細かい内容も決めてあったため安心して葬儀に臨むことができた」とお声を頂いております。
3.事前相談の内容
事前相談では確認させていただくことが多く、当社ではお客様のご要望に合わせて対面・オンラインでの面談を行っております。今回はその中でも多くご相談を頂く内容をご紹介いたします。
・葬儀見積り(予算はどの程度用意しておくか・支払い方法など)
・会館(安置場所・葬儀会場)
・葬儀の形式(一般葬・家族葬・直葬など)
・親族・会葬者の人数(どの範囲まで呼ぶのか)
・準備物(遺影写真・副葬品など)
・宗教者関係(先祖代々の寺院や神社の確認・寺院の紹介の要不要)
・故人様のお着替え(本人の着物や服・仏衣・神衣)
・葬儀後の供養(お墓・仏壇について)
これらをある程度決めておく事で、流れや必要な物・費用が分かります。
相談した内容を元に親族間で事前に確認、話し合いが出来ていれば、それ程困る事なく葬儀に臨むことが出来るでしょう。一度の相談では決めきれなくとも、葬儀と異なり事前相談は何度でも繰り返し行うことができます。複数の葬儀社を回って相見積もりを取ることもできるため、内容・費用だけでなく信頼できる葬儀社を見つけておくことでさらに安心できるかもしれません。
4.ドリーマーの事前相談
先の項目でも少し触れましたが、ドリーマーでは対面・オンラインにて事前相談を受け付けております。ホームページよりお問い合わせをいただくか、お電話にてご予約をいただけますと、スムーズにご案内が可能です。
また、事前相談を実施した方に「エンディングノート」、お見積もりを作成した方に「施行割引券」を発行しております。エンディングノートはここ数年で各種メディアに取り上げられた通り、自身の死後必要なこと全般について書き残し、残された遺族の負担を軽減するためのノートです。事前相談で決めた内容はドリーマーできちんと記録してありますが、ご自身でエンディングノートに書き記しておくと、葬儀を出すご遺族の助け・支えとなるでしょう。
施行割引券は事前相談にてお見積もりを作成した方限定で発行しており、葬儀代金が5000円分割引になるお得な券です。(ご利用には条件があります)
スタッフ一丸となってお客様の不安解消に取り組んでまいりますので、葬儀に不安を抱えていらっしゃる方は、ぜひ一度ご連絡いただければ幸いです。