樹木葬とは
「葬」とついてはいますが、葬儀のことではなくお墓のことを指しています。
平成12年に岩手県にある知勝院というお寺様が「自然を守る新しいお墓」が出来ないか?という思いがきっかけで、お墓でありながら「美しい里山を後世に残す」をテーマとして掲げ、始められました。その中でも従来と違うお墓のシステムが大きな反響を呼びました。
樹木葬の種類
ひとことで樹木葬といっても種類がいくつかあります。
シンボルツリーの周りに遺骨を麻布などで包み地中に埋葬する形が一般的ですが、骨壺のまま納骨出来る所もあり霊園によって違いがあります。
種類は大きく分けて以下の3つに分類されます。
【植樹型】
区画上に墓石は置かず、目印の為にお好きな草花や樹木を植えます。何を植えるか個々の希望に沿って墓地の特色に違いが出やすい形といえるでしょう。
【プレート型】
区画上にお骨を納め土に還しますが、プレート型の石を置き目印として手を合わす対象を残しておきます。
ドリーマー愛媛地区の提携先霊園で特にご希望が多い形がこのタイプです。
プレートが砥部焼や菊間瓦など地元名産の物を使用した形ということも人気の要因かもしれません。
【墓石型】
従来の墓石を使った小さい箱型タイプで骨壺のまま納骨する形が一般的です。
樹木葬と従来のお墓との違い
墓石の下に骨壺で納骨するいわゆる従来型のお墓との違いとしては、日本でも以前からある
「自然に還る・土に還る」という考えのもと埋葬するという違いがあります。
■樹木葬の特徴
お墓に抱える悩みとして「子供に迷惑をかけたくない」「お墓の世話をしてくれる人がいない」
「遠方の為、頻繁に墓参りが出来ない」などが多くみられるようです。
そういったお悩みを解消出来る下記の様な特徴が樹木葬にはあります。
「継承者不要」 「管理費不要」 「一人一人墓」
「宗旨宗派を問わない」 「安価である」 「いつでもお墓参り可能」
という点が特徴として挙げられます。
また、生前契約をする方が70%以上と事前に準備をしておきたいと考える方が多いようです。
こういった方が樹木葬に向いている
樹木葬の特徴を踏まえてどのような方が樹木葬を検討されると良いかをもう少し詳しく
ご紹介させて頂きます。
1つ目はお悩みの中でもあった様に少子高齢化社会にあって先々の事を考えた時に
お墓を管理してくれる、継いでくれる人が居ない等の後継ぎ問題に不安をお持ちの方。
2つ目はお墓の草引きや落ち葉の掃き掃除、墓石の磨き掃除など綺麗に保つ事の問題と
年間管理料を含めた管理をしていく事に対して子供に迷惑をかけたくないとお考えの方。
3つ目は宗旨や宗派に捉われたくない、代々墓の様に決まった人達だけではなく姓が違う家族で
あっても同じ場所に埋葬してあげたいというお考えの方。
大まかな点ではこのようなところでしょうか。
1つでも当てはまる方は一度ご検討されてみると良いでしょう。
葬儀事情が時代と共に変わってきた背景には家族形態の変化や生活環境の変化が一因として挙げられると思いますが、それに伴いお墓の在り方やお墓に対する考え方というのも変化を遂げ、その1つとして「樹木葬」は今注目をされています。
興味がある、一度場所を見てみたい、相談をしたいという方はお気軽にお問合せ下さい。