家族で誰かが亡くなった時、神棚に白い半紙を貼って封印を行います。
神道では古くから「死」を穢れとし、神様が嫌うとされています。穢れは「気枯れ」から来ており、元々持たれているエネルギーや生命力が完全に失われることを意味します。
このことから、神様をお守りするために神棚封じは重要です。
神棚
一般家庭に「神棚」が普及したのは江戸時代。伊勢神宮への信仰を広めるため、全国に「御神札(おふだ)」が配布されました。その御神札を家庭で祀るために、神社を模した棚が設けられました。
「家族の繁栄」「厄除け」「家内安全」「無病息災」を祈願し、日々の感謝を伝えます。
神棚封じのタイミング
同居している家族が亡くなった時点で、神棚封じを行います。家に誰もいない場合は、帰宅後すぐに神棚封じをしましょう。同居家族が穢れを持つとされるため、他の親戚や知人に行ってもらうのが良いです。故人を自宅に安置する場合も、全て整えてから神棚封じを行います。
神棚封じの手順
1.神様に挨拶し、亡くなった家族の報告をする
2.お供え物を全て下げ、扉があれば閉める
3.白い半紙を神棚の手前に貼る
家で複数の神様を祀っている場合は、全ての神様を封じます。
神棚封じの期間
江戸時代、徳川綱吉が「服忌令」を発布し、親族が亡くなった際の「喪に服する期間」を定めました。現在、神棚封じ期間は仏教では49日間、神道では50日間です。期間が過ぎたら、白い半紙を剥がし、神棚を掃除し、お供え物(米、塩、水、酒、榊)を再びお供えします。そして神棚に挨拶をします。
神棚と仏教
仏教では「死」を穢れと捉えません。宗派による違いはなく、神棚がある場合は「神棚封じ」を行います。
浄土真宗では「人は亡くなると極楽浄土へ行く」との考えから「忌中・喪中」の考え方がありませんが、神道の考えに基づけば「神様に穢れを近づけない」ために神棚封じが必要です。
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