
みなさん、西遊記ってご存知ですよね?
その中に登場される方で、誰もが知っているお釈迦様がいらっしゃいます。
自分自身、お釈迦様の手の中で踊らされている孫悟空の場面は強く印象に残っています。
そのお釈迦様について、お話しさせていただきます。
お釈迦様は、紀元前566年とか463年とかいろいろと言われている説の頃の4月8日に、釈迦族の王子として誕生され、29歳の時に人生の根源的な苦しみを解決するために出家されます。
その後、35歳になられた時に、悟りを開き仏陀となられました。
その後、80歳で入滅されたと言われています。
生まれた直後に、七歩あるいて右手を天に左手を大地に向けて、『天上天下唯我独尊』と言われたのは、有名な話ですよね。
これは、宇宙空間に自分より尊いものはないという意味で、人間一人ひとりが宇宙にただ一つしかない命をいただいている存在だと言われています。
その仏教の開祖であるお釈迦様の生誕を祝福する仏教行事として4月8日に全国の各寺院にて花祭りを行っています。
花祭りは、灌仏会、仏生会、浴仏会、降誕会、竜華会等とも言われています。
花祭りでは、色々な花で飾った小さな御堂の中に、甘茶の入った水盤を置き、あかちゃんの姿のお釈迦様の像を祀ります。
この生誕仏の頭から、ひしゃくで甘茶をそそいで、お参りします。
当然、参拝の方にも、甘茶を振る舞われるそうです。
ここで、なぜ甘茶かという話になりますが、お釈迦様が生まれた時に、天に住む竜が天露の雨を降らし産湯にされて体をきれいに洗い清めたという説からだそうです。
花祭りでは、私たち一人ひとりがかけがえのない命の尊さを思い、幸せを願う日でもあります。
4月8日は桜も咲き、季節的にも過ごしやすいと思いまので、この機会に是非とも花祭りを開催されているお寺に行って、参拝され甘茶をいただいてはいかがでしょうか?