互助会とその仕組みとは
加入者が将来行なう結婚式や葬儀式等の冠婚葬祭の儀式を、定められた月掛金を前払いで支払う事によりサービス等を受ける事が出来る権利の事を言います。
その仕組みについては、各会社・地域の習慣や風習にも違いがあり、契約金額は前払い期間やサービス内容に置いても異なる事から、複数の会員コースが用意されています。契約時に約束した役務内容については、一生涯において保証されています。
互助会のメリットとは
ご葬儀などの出費では、高額な費用が掛かってくる場合もあります。各葬儀社によっても違いはありますが、会員の割引などがある為にコストを抑える事も出来ますし、ある程度の費用確保も出来ます。更に、契約者及びその家族に名義変更をするなど、親族への権利譲渡などでは、急な場合にも対応が出来ます。
互助会については、一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)に加盟しており、もし地元を離れて県外等に転居された場合でも、同じ互助会間で会員を移籍して利用が出来るので安心です。その場合は、移籍先互助会のサービスに従って頂く事になります。
営業保証金等の前受金保全措置について
互助会の事業所については、経済産業省に基づいて許可を得て運営されています。
それゆえに、前払いでお預かりした掛金については 割賦販売法(1974年)により、消費者保護から1/2を保全する義務があり、指定の銀行や信託会社で供託委託契約も結んでおり、しっかりと守られています。
互助会(全互協)を運営する会社の必要性
互助会に加盟している会社は、全国で238社(2023年現在)。加入契約数は約2200万口とされています。施設も全国に結婚式場1000カ所以上、葬儀式場3000カ所以上所有しており、全国どこでも安心したサービスを受ける事が出来ます。
ご葬儀では、大切な方が亡くなられた時、「どの葬儀社に依頼して良いか分からない?」など、慌てて葬儀社を探すといったケースもあります。その為、加入しているとすぐに対応して頂く事も出来、安心なのではないでしょうか。
加入による葬儀社の決定は、「生前にどの様な準備をしておくと良いのか?」「もしもの時に慌てず冷静に対応する自信がない」など、「事前相談」「生前予約」が出来ます。
また、国や自治体と災害時の支援協定を結ぶなど、社会貢献にも取り組んでいます。
まとめ
近年では、結婚式・葬儀式のあり方などへの意識や、私達の生活スタイルも多様化しており、これまでの儀礼文化の継承も難しくなっています。
しかし、将来への不安に対する備えとして、互助会への加入も一つの選択肢なのではないでしょうか。