電報の歴史は意外と長く、誕生して150年程経ちます。
手紙よりも早く伝達が可能であることから、様々なシーンで利用されることとなりました。
今の形の弔電もいつまで続くかは分かりませんが、デジタル化が進んでいく中で、敢えてアナログな通信手段を使う所に何かを感じるのかも知れません。
いつまでに、誰宛に送るのか
通夜には届くように手配し、弔電の受取人は喪主にするのが良いでしょう。また、遺族に差出人と故人との関係性が分かるように記すのも大事です。
弔電の手配
現代の電報は数分の電話やインターネットでの注文が可能となりました。
すぐに駆けつけることが出来ない場合に、簡単に思いを届ける手段としては有効ではないでしょうか。また、列席出来ない場合のお詫びを表したものでもあります。
弔電に使われる敬称
故人が受取人の父である場合には『ご尊父さま』を使うのが一般的ですが、親密度によっては『お父さま』が使われることがあります。
故人が受取人の母である場合には『ご母堂さま』が一般的ですが、お母さまを使うことがあります。
故人が受取人の夫の場合は『ご主人さま』を使うことが多いようです。
故人が受取人の妻の場合は『ご令室さま』『奥方さま』がよく使われます。
このように普段聞き慣れない最も丁寧な敬称が使われます。
弔電の文面
自分の言葉で弔意を表すことが良いとされていますが、気を付ける点もあります。
それは、「悲しみを深めるような言葉」「忌み言葉」「重ね言葉」「成仏を妨げる言葉」は使用しないことです。
悲しみを深めるような言葉
「死亡」「生きていた頃」「別れる」「離れる」
忌み言葉(不幸が続いて起こることを連想させる言葉)
「また」「追って」「再び」「引き続き」「いま一度」
重ね言葉
「重ね重ね」「くれぐれも」「次々」「しばしば」
妨げる言葉
「迷う」「浮かばれない」
弔電の文例
「弔電の文面が思い浮かばない」「考えている時間も余裕もない」「言葉の使い方が難しい」などでお悩みの方は、弔電の手配先にてお悔み文例を参考にして下さい。
弔電の奉読
弔電の数や宗教者との打合せにもよりますが、3~5通は全文を読み上げ、その後は会社名・名前だけの読み上げになります。また、弔電が多い時は割愛させて頂くことがあります。読み上げた弔電は、祭壇に奉呈させて頂きます。
ドリーマーのホームページから当社で承っているご葬儀への弔電や供物のお申込みも出来ます。
https://funeral-toyo.dreamer-net.co.jp/gift/