
去年次女が家を出たのが7月。
それまで毎年玄関にあったツバメの巣が、いつの間にか姿を消していました。
一昨年の夏には、落下してしまったヒナを、次女と育てた記憶も新しいものの、一人暮らしとなり、人の出入りも少くなった我が家にはツバメも寄り付かなくなったようです。
実際、巣を作られると、玄関には大量の糞をされるので新聞紙をひいたり、掃除など割と手間がかかるので、それならそれで良かったのですが・・・
5月某日、朝には無かったはずの巣が、帰宅時にはえらく立派な巣が出来上がっていたのです!
『うっそぉ!!!』
初めは正直、めんどくさい気持ちが強く嫌だなぁ・・・と思っておりました。
ツバメは、そんな私の気持ちを知ってか知らずかわかりませんが、数日後には、親鳥が巣の中で卵を温め始めたようです。
そうなると、やはり情が湧いてくるもので、毎日巣の様子をうかがってしまいます。
仕事から帰ると、卵を温める親鳥と、必ず門灯の上に留まっているもう一羽が私を迎えてくれます。
逃げるわけでもなく、じっと私を見つめているのです。
私はせっせと糞掃除をし、毎日様子をうかがい、つかの間の同居生活をおくっています。
元気に飛び立って行くことを願いながら・・・
東予葬祭 宮田