菩提とは
菩提(ぼだい)とは、心身を悩まし煩わせる心のはたらきや、欲望の煩悩を絶って得られた悟りのことです。
分かりやすく言えば「この世は苦悩だらけなので、仏の教えで心を磨き幸せになる方法を見つける」ということでしょう。
菩提寺とは
菩提寺(ぼだいじ)とは、先祖代々のお墓があり、葬儀や法要をお願いする寺院のことです。
「菩提寺」のはじまりは、江戸時代幕府による「寺請制度(てらうけせいど)」です。この制度によってすべての家が強制的に寺院に帰属させられました。
供養の為に寺院にお墓を所有すると「檀家(だんか)」、寺院をお布施などの金品で支えると「檀那寺(だんなでら)」となります。「檀家」と「檀那寺」で言葉の意味合いに少しの違いはあるものの、現代においては使い分ける必要はないでしょう。
ただ現代ではお墓の在り方も多様化しており、必ずしも菩提寺にお墓がある訳ではありません。「市営墓地」「民営墓地」「集落墓地」「樹木葬」などの選択肢もあります。
また寺院にお墓が無くても、葬儀や法要の際にお願いする寺院を「檀家」「檀那寺」と言うことはできます。
菩提寺が分からない場合
核家族が普通になった昨今では、「葬儀や法要といった宗教儀礼の事は良く分からない」「家族と話す機会もない」など、菩提寺への関心も薄いのではないでしょうか。まして分家では仏壇やお墓も無く、寺院との繋がりもないでしょう。
では菩提寺がどこなのか分からない場合、どうすれば良いのでしょうか。
手軽な方法としては「親族年長者に尋ねる」「本家周辺の寺院を尋ねる」などがあげられます。
菩提寺を決めていない場合
自分がお墓や仏壇を継承する立場ではない方がいざ葬儀になった場合に、どうしたらいいか分からないというご相談をお受けする事があります。その際には、以下の様な選択肢が挙げられます。
①本家菩提寺へ自身(分家)もお願いする
この場合は寺院と面識があれば、スムーズに話が進みます。
②本家菩提寺とは別寺院などへお願いする
この場合は宗派を合わせるのか、別宗派宗教にするのか、などを考える必要があります。
居住地から菩提寺が遠い場合
菩提寺から遠い場所で葬儀を行う場合もあります。その場合はまず、遠方であっても菩提寺に一度連絡をしましょう。
「日程の都合が合わない」「遠方なので行くことが難しい」などの事情があれば、菩提寺から居住地に近い寺院を紹介して頂くことになります。この場合でも紹介先寺院が全て執り行う場合と、戒名は菩提寺が授けてその他を紹介先寺院が執り行う場合がありますので、気を付けましょう。
また菩提寺から他の寺院を紹介することが難しければ、葬儀社から紹介をすることもできますのでご安心下さい。
お葬儀の事前相談をお受けしています
今回ご紹介した菩提寺をはじめ、事前にお葬式のことを考えていざという時の準備をしておくと、納得のいく形で故人様を送ることができます。
ドリーマー東予葬祭ではお葬式の事前相談を無料でお受けしております。いざという時の負担を減らすためにも、事前相談をぜひご活用ください。
お電話でのご予約は0120-445-880までご連絡ください。
ホームページからのご予約はこちらです。
https://funeral-toyo.dreamer-net.co.jp/consultation/
お葬式に関するご不安なこと、わからないことなどお気軽にご相談ください。