葬儀場とは、通夜・葬儀・告別・火葬といった弔事、法要・会食などいわゆる葬祭関連を執り行う
場所のことをいいます。
「セレモニーホール」 「葬祭館」 「斎場」など様々な呼び方があり、市町村による公営施設、または葬儀社など民間企業による民営施設に分かれます。この他に活用できる場所として、故人または喪主の自宅、集会所・自治会館などの地域施設、寺院や教会といった宗教施設があります。
葬儀場の選び方
公営または民営の葬儀場を選ぶ際には、次のことを確認しましょう。
① アクセスしやすい葬儀場を選ぶ
・故人または喪主、集う親族の自宅から近い
・故人がいた病院、介護施設から近い
※誰にも知られたくないなど特別な理由がある場合は、あえて遠い施設を選ぶこともあります。
② 希望に沿った設備のある葬儀場を選ぶ
・親族や会葬者の多い一般葬、親族だけの家族葬など、希望する葬儀の種類や参列者の
人数に応じた会場(ホール)があるのか
・故人の安置、葬儀の打合せや休憩に使用する控室、宿泊施設、会食ホールなど
希望する設備があるのか
※火葬に関して、東予方面では市営の火葬場を使用するので、葬儀が終わると自家用車や
マイクロバスで葬儀場から移動します。
③ 事前相談できる葬儀場を選ぶ
・①②を踏まえ、希望に沿った葬儀場をリストアップする
・時間に余裕があれば、葬儀場に事前相談の予約を入れる
※前もって葬儀場の下見や相談をしておくことで、いざとなった時に慌てなくて済みます。
その際には葬儀の段取りや費用など、不安に思っていることがあれば担当者に相談して
みましょう。冷静に判断できる時に聞いておけば安心です。
自宅や地域、宗教施設を選ぶ際には、次のことを確認しましょう。
自宅や地域施設の場合
④自宅では式場の設営のため、部屋の片付けや掃除が必要
⑤駐車場の確保や近隣住民への配慮
⑥地域施設は事前に管理者の許可が必要
※親族や宗教者、式場の設営で来る葬儀社の車両を止める駐車場の確保と、
その際の出入りや式中の騒音といったことに対して、近隣住民への配慮が必要になります。
寺院や教会など宗教施設の場合
⑦ 前述の①~③を踏まえ、事前に施設管理者の許可が必要
※施設管理者に、前もって葬儀ができるかどうか必ず確認が必要です。
会場の設備や教義によっては対応できない場合もあります。
葬儀場は、故人と共に最期に過ごす大切な場所です。
故人や遺族の希望に叶う見送りをするなら、事前に準備しておきましょう。