以前当ブログで、「お寺様の一日」というタイトルの記事がありましたが、今回は「葬儀社の一日」を紹介していこうと思います。
ご葬儀の依頼がない場合は、当社の朝はやや遅く10時から始業となります。
朝礼後に会館の清掃を行ってからそれぞれのスタッフがお客様のもとへお伺いし、満中陰志やお位牌の手配などのお手伝いをさせて頂いています。
ご葬儀を受けている場合は、開始時間から逆算してそれぞれ必要に応じて出勤し、
会館の準備や霊柩車の洗車など、それぞれの業務にあたります。
以下に、一般的な1日の流れをご紹介します。
【例】11時からのご葬儀の場合
8:30 会館入り・ご遺族にご挨拶・式場準備と最終チェック
10:00 故人様を控室から式場へとご移動
11:00 開式 焼香の案内・式中の写真撮影など進行のサポート
12:20 閉式 故人様を霊柩車にお乗せし、お見送り
12:30 片付け・精進会食・当家届の準備
13時ごろ~お骨上げまで 昼休憩
15:00 ご遺族・ご親族の皆様を会館にお迎えし、精進会食
16:30 精進会食を終えたご遺族・ご親族の皆様をお見送りし、会食の片付け
17:00 ご当家に訪問し後段の設置や法要・満中陰志の流れをご説明
18時ごろ 事務所に戻り、ご葬儀の精算書をまとめて退社
お昼休憩は12時から1時間となっていますが、この時間帯にご葬儀が被ることも多いです。
そんな時は、故人様をお見送りし終えてご遺族の方々が火葬場からお戻りになるまでの時間でお昼休憩をとっています。
あまり時間が無いように思われるかもしれませんが、意外としっかり1時間は休憩できるので、うまいこと出来ているんだなぁと日々感じています。
最後に、この仕事で最も特徴的な業務の一つが「宿直」という業務です。
いつご依頼を頂いても良いように、葬祭部全部署で24時間体制をとっております。
東予葬祭の場合では、3会館に宿直業務用の部屋が用意されており、一晩につき2名宿直担当となっています。
お迎えのご依頼があればそれぞれ状況に応じて対応していますが、ご依頼のない時はテレビを見たり、ゲームをしたりと過ごし方は人それぞれ。
私の場合は、Wi-Fiを持ち込んでアマゾンで映画を観たりゲームをしたりして過ごしています。
宿直業務で最も怖いのが、深夜~早朝にかけての就寝中に鳴る電話です。
私が慣れていないだけかもしれませんが、お電話を頂くたびに心臓がドキドキしてしまいます。(笑)
逆に一晩中電話が鳴らなかった場合も、それはそれで「実は電話が鳴っていたが寝ていて気づかなかったんじゃないか」という不安に襲われたりもします。
このように毎日刺激的な日々を送ることが出来ているのも、ドリーマーを信頼してご葬儀をご依頼してくださるお客様あってのこと。
皆様のご期待に沿えるよう、今後もスタッフ一同より一層精進してまいります。