遺影写真とは
遺影写真とは、祭壇に飾る生前の姿を留めた写真です。
遺影写真には宗教的な意味はありません。しかし一般的な葬儀であれば、写真は飾ってあるのが普通と思うかたが多いはずです。
写真の普及と共に、遺影写真をお葬儀の祭壇に飾る様になったのは、葬儀の演出もあるのでしょうが「故人を偲ぶために必要だった」とも考えられます。
生前の姿を留めた写真を前に「想い出される様々な事」「かける言葉」にも、死を受け入れ前に進むための役割があるのだと思います。
遺影写真の選択
祭壇に飾る遺影写真を、お葬式の前の限られた時間の中で準備するのは大変です。そのため、写真やその画像データなどを事前に用意しておくことをおすすめします。
写真を選ぶにあたってのポイントを3つご紹介します。
①故人様が生前気に入っていた写真の中から選ぶ
②面影のある、故人様らしい写真から選ぶ
③ピントが合っていて解像度の高い写真を選ぶ
これらのポイントをおさえた写真を事前に選んでおくと安心です。
実は、遺影写真で最も困るのは遺影にする写真がない場合です。
年齢が高くなると、人物写真を撮る機会も少なくなるのでしょう。施設でお世話になっていれば、写真を撮って残して頂けている場合もあります。それでも、その中から良い写真を見つけるのは難しいのです。
家族で集まるイベントや旅行など楽しい時の写真を思い出として、さりげなく残しておくことをおすすめします。
また、マイナンバーカードや運転免許証などの証明写真から遺影写真を作成する事もできます。
写真の修正
遺影写真は、明るさ色合いの調整や、背景・服装などの加工修正が可能です。眼鏡やアクセサリーや影になっている部分などを消したり、ピント修正をするなど、加工修正の技術も進んでいます。
これらの修正中でも最も印象が変わるのが、衣装の着替えや背景の変更です。
モノクロ写真の時代は黒の衣装(和服、礼服)が多かったのですが、現在は普段からの服装イメージや元になる写真の服装で、遺影写真を作成することが多くなりました。
また写真額にも種類がございますので、明るい色の額を選ぶなど、イメージに合った遺影写真にすることができます。
遺影写真の飾り方
お葬儀後の遺影写真は四十九日までは中陰段に飾ることもありますが、その後の場所に決まりはありません。
ただし「仏壇の上」と「直射日光・湿気の多い場所」は避けましょう。
遺影写真の処分
要らなくなった遺影写真は、どうしたらよいのでしょうか。
遺影写真は四十九日後であれば処分いただくことも可能です。写真は「可燃ごみ」として処分いただけますが、額などは自治体が定めるルールに沿って処分してください。
故人様への想いから、自ら遺影写真を処分することに抵抗がある場合は、遺品整理時に業者に依頼すると抵抗が薄れるかもしれません。神社や寺院でお焚き上げ供養をしてもらうという方法もあります。
お葬儀の事前相談をお受けしています
今回ご紹介した遺影写真をはじめ事前にお葬儀の準備をしておくと、納得のいく形で故人様を送る事ができます。
ドリーマー東予葬祭ではお葬儀の事前相談を無料でお受けしております。もしものときの負担を減らすためにも、事前相談をご活用ください。
お電話でのご予約は0120-445-880までご連絡ください。
ホームページからのご予約はこちらです。
https://funeral-toyo.dreamer-net.co.jp/consultation/
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